InnocentSphere×Shakespeare リチャード三世ワークショップ2015年9月26日27日開催しました☆2015年10月15日

【InnocentSphere×Shakespeare 「リチャード三世」ワークショップ】

 

今回、知ってはいるけど触れた事がない、読んだ事はあるけど演じた事がない等、有名ではあるけれど実際に戯曲を使う事が以外と少なかったりもするシェイクスピア。

 

 

今回は初めてリチャード三世に触れた方、舞台で演じた事のある方、観た事のある方など、色々な方々が興味を持って参加してくださり、沢山の方にお集りいただいての2日間、存分に遊んできました。

 

◆αリチャードが悪役という設定のチーム

◆βリチャードが被害者という設定のチーム

 

※二つのチームに分かれ、更に4つのシーンごとに分かれて、2日間かけて各シーンを創り上げていきました。 それぞれのチームに色があり、2日間でここまで変化を見せる事が出来るんだと驚かされました。

 

2日間という限られた時間で初めましてで集まった方々と遊んだ時間、私達にとってもとても貴重な時間となりました!! 参加してくれた皆様有り難う御座いました。

そして今回参加して下さった方から感想をいただきましたので、抜粋して掲載させて頂きます。

 

 

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InnocentSphere×Shakespeare「リチャード三世」ワークショップ(2015年9月26日(土)-27日(日))

に参加してくださったみなさんの、感想です。
(一部抜粋。掲載の許可を得ています。)

★「リチャード三世」という難解なテキストにはじめましての方たちと共に挑み、刺激がたくさんの「遊び」をしているようでした。
演出の西森さんの的確で楽しいアドバイスを元に思いついたアイディアを自由に実行し合ったり、それが面白くて思わず声を出して笑ったり。ああ、やっぱりお芝居面白いなあと思う貴重な時間でした。そして、少しだけ、シェイクスピアが苦手でなくなりました(笑)
★シェークスピアを遊び倒すというコンセプトにふさわしく、戯曲と言う地図の上で遊び倒した充実した二日間でした。
昔共演者が戯曲の文字の間と共演者との間にたくさん宝物が埋まっていると教えてくれましたが、久しぶりにそれを再認識することができた気がしています。
演出家の西森さんの示してくれる方角を目指して、共演者たちとああでもないこうでもないと話し合いながら場面を構築していく。
それがとても楽しかったです。
最終日二つの解釈の4つの場面をそれぞれ通して発表しましたが、終わった時には自然と大きな温かい拍手が湧き上がりました。
なんだかシェークスピアという大きな先輩に挑戦しながら、みんなで一つの舞台を作り上げたような充実感がありました。
まだまだ遊び下手な私ですが、また今度はもっともっと戯曲の上で遊べたらいいなと思いました。
★楽しい2日間、ありがとうございました。
リチャードの人物像を2種類に分けることでシーンが全く違うものになる。
それを見比べるだけでも、とても面白かったです。
そのうえ、今回重要だったのは、リチャードの2種類の人物像に合わせて、周りの登場人物がどう反応や行動すればリチャードがそう見えるか、という観点を全員が持ったことだと思います。
配役された時に自分の役の感情、役がシーンで何をしたいか、を考えるのが有りがちな役作りかと思います。
他の役にどう働きかけるか、も考える役者はいるでしょう。
でも他の役をどう見せたいか、を全員が共通認識とし、そのために自分の役作りをする(いわば全員が演出家の目でも見る)というのは、そういう作劇をする演出家に出会わなければなかなか機会が無いように思います。
個々の役者が相手の意図を汲み取り、また同じシーンにいる役者がそれに気付き、自然と全員でシーン作りをすることはあると思うし、今回のワークショップでも、それは行われていました。
しかしもそもの全員の共通認識があることで、よりくっきりとシーンが浮かび上がったと思います。
本当に面白かった。
ワークショップが終わってしまってからも、アイデアを考えることを止められません。楽しくて。笑。
ぜひ第2弾を開催していただきたいです。
本当にありがとうございました。
★さすがシェイクスピア、言葉の力が強いので自ずと感情が溢れてくる感覚は大変勉強になりました。二日目の通し稽古は本番さながらの緊張感で皆さんの役者魂に感動しました。
衝動の異なる二つのバージョンでシーン作りをしていったので、別バージョンの自分の役に対して変に意識したり物怖じすることなく逆に参考にできる箇所が多々ありました。また、同じバージョンの四つのシーンを繋げることにより他のシーンのリチャードの振る舞いも参考になり助けにもなりました。一方向からだけでなく、縦と横から影響されてシーンを立体化できた質の高いワークショップだったと思います。
★同じ台本なのにこうも見え方が変わってくるとはと、すごく面白かったです。
今回のWSで一番学んだのは、アンサンブルの存在(リアクション)がシーンを動かすということです。
アンサンブルというと舞台上のおまけみたいに感じてしまうのですが、そうじゃなかった!
台詞がない分、もしかすると、台詞がある 人以上にシーン全体を理解して反応し続けなけばいけないのかもしれません。
演技が上手な人がアンサンブルも上手!!その人がいるだけでシーンがぐっと分かりやすくなっていくことを実感しました。
どんな役でも、舞台の上にに立つ以上ちゃんと責任を持ってやらなきゃいけないと思いました。
★違う角度からのシーンづくり、他の方の役に対するアプローチの仕方などいろいろ勉強できました。
1つの役に血流悪い固定観念を持つ怖さをあらためて痛感出来て、2日間がとても充実しました!
★西森さんの演出の懐の広さに感銘を受けました。
こんなにも役者の意図を理解しようとして下さる演出家を他に知りません。
今回のワークショップに参加してみて、別のシェイクスピア作品にも触れてみたいと強く思うようになったのは一番の収穫です。
★同じシーンでも、演出で、全く違う印象を受ける場面になることなど、大変面白かったです。
私は、劇団員の方が多いチームだったこともあるかもしれませんが、打ち合わせの際、掘り下げたお話が出来たことも、とても勉強になりました。
WS後の飲み会も、たった二日間の参加でしたのに、なんだか皆さんとやり遂げた?(笑)みたいな気持ちになってしまい、とても楽しかったです。
また機会がありましたら、是非参加させていただきたいと思います。
★ぎゅっ!と集中した濃い2日間でした。リチャードのキャラクターをどのように作るかでチーム分けがされていたので、みんなが向かう方向がはっきりして、より集中出来たのかなと思います。
2日間という限られた時間で、西森さんの演出を受けて、シーンがどんどん面白くなっていくのが刺激的でした。参加者の顔ぶれがバラエティに富んでいて、このメンバーだからこそこうなったのだろうなと思えるシーンばかりが生まれていたのも素敵でした。
競うのではなくて、みんなで!力を合わせて面白いシーンに!という空気を感じて、雰囲気がとても良かったのも印象的でした。
西森さんの演出、お人柄、劇団の方々のお気遣いがそのように導いてくださったのだろうなと思います。
本当に、戯曲を読むだけでは思いもつかないようなシーンやキャラクターが生まれていて楽しかったです!
★楽しかったです。この題材でここまで遊べるとは・・・大笑いしました。
勿論、勉強になることもたくさん。また参加したいです!
★シェイクスピアというと、難解である、セリフ量が多い、時代背景がつかみにくい、などという苦手意識を持つ人が多いと思います。
自分も完全にそっち側の人間です。
実際この「リチャード三世」、読んでても、やってみても、難解です。。
しかし今回、演出の西森さんの丁寧かつ分かりやすい説明の仕方、アプローチの方法、役者の引き出し方により、こんなにも楽しくシェイクスピアと向き合えるんだということに気付かせてもらいました。
読み方によって色んなとらえ方があり、その中で何をやって遊んじゃってもいいという方針のもと、集まった役者さんたちの持ち寄るアイデアに対し、より演じやすくするためにはという的確なアドバイスをぶつけてくる。
たった二日間で、どんどん変わっていく自分を体感でき、終わりが近づくにつれ、もっとやりたいと思うほど楽しくなっていました。
また様々な作品でも続けて行ってほしいWSだと思いました。
★私はシェイクスピア作品では自分が出演した十二夜しか知らず、それ以外を全然読んだことがありませんでした。しかも比喩的表現というか回りくどい表現が多くて、読んでもちんぷんかんぷんで...。
抜粋した台本を使うにあたり、事前に全編を読んだのですがさっぱりわからない状態で不安でした。ワークショップの中で西森さんが事前に解説をして下さったので、それを聞いてやっと内容を理解できたと思います。今回の参加者さんたちは、本当に魅力的な個性を持ってる方々ばかりで、すんごい刺激を受けました。ほんっっっっとうに参加してよかったです。
読み合わせして役を決める時、ちょっと読んだだけで配役を決められる西森さんたちもすごいし、それがスパッとはまっていくから不思議です 。あの役はあの人でなければダメだっただろうなぁって思う場面ばかりでした。
★とても有意義な2日間を過ごさせて頂きました。いろんなリチャード三世に出会えて面白かったです!
西森さんが役者のやりたい事を考慮してアドバイスして役者が変化していくのを見るのがとても勉強になりました。
また、このようなWSを開いて欲しいです!!
★色々な方々がいらっしゃって自由な空間で過ごせたことが何より楽しかったです。自分の期待と異なる部分ありましたが、その分思ってもいない掘り出し方に出会ったり生まれたり刺激的でした。
また台詞のない役の役割など学びにもなりました。そういった場を提供していただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。
シェイクスピアは初めて読みましたが、面白く、ときおり、台詞を思い出しては遊んでいます(笑)
またの機会があるならば、是非参加させていただきたいです。

 

以上

 

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次回ワークショップは未定ですが、是非、またこのような形でワークショップを開催したいと思っております。

ワークショップについてのお問い合わせもお気軽にどうぞ!

 

(※写真掲載に関しては参加者の許可を得て載せております。)


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